・@エジェクタは古くから圧縮機や真空ポンプとして用いられてきた機器です.その原理は超音速ノズルを用いて高圧の流体を超音速流に変え,その運動エネルギーを用いて蒸発器からの低圧蒸気を吸引し、混合部やディフューザで減速昇圧するものです.これをヒートポンプに組み込むことで,従来のヒートポンプで無駄に捨てられている有効なエネルギーを圧縮機の仕事を低減することに利用できます.
本研究で採用する作動媒体は二酸化炭素です.本研究室ではエジェクタサイクルを設計し,温度・圧力から各部の形状パラメータまで様々な要素の影響を理論・実験の両面から研究しています.